Live2Dのエロ同人ゲームってどう作るんだろうと疑問に思う人は多いと思います。
今回は私の同人ゲーム制作の流れを紹介します。
この記事を読むと・エロ同人ゲーム制作の流れがわかります
Live2Dエロ同人ゲームの作り方を紹介
最初に作品のテーマを決める
あまり偉そうに言える立場じゃないですが最初に作品のテーマを決めています、例えばチアガールをテーマにしたら「チアガールのエロシーンのみにしよう、ヒロインはJKだよな」、パーティドレスをテーマにしたら「じゃあヒロインはパーティドレスの人妻にしよう、背景はベッドシーンが良いかな」
みたいな感じで作品の世界観をまず決めます、先にテーマを決めていれば、流行に左右されず突然異世界に行ってファンタジーキャラがでたり、今はやりのバニー姿等を登場させるといったブレを防げるので。
自分の好きな作風を入れている
ただ周りと似たような作品にすると差別化ができなく、大手サークルと価格競争に巻き込まれるので自分の作風をいれてます。
私は巨乳の母乳や乳首責めのエロシチュエーションが好きな変態なので、母乳要素をいれて「母乳好きな人」をターゲットにし、ライバルと差別化を図っています、人によってはアナルや触手といったメジャーじゃないニッチな要素が好きと言う人は必ずいるのでそういった人をターゲットにして、異世界ファンタジーといったメジャーなジャンルと戦わないようにしてゲーム制作を開始してます。
またlive2dで全てのエロシーンを動くエロにすることで、「静止画エロに飽きた、動くエロが好きな人」とさらにターゲットを絞って差別化を図ってます。
私みたいな個人製作者にとって価格競争ほど怖いものはないので、ニッチ化して大手と戦うのを避けるのは必須の戦略と思ってます。
クリスタでエロシーンを描く
クリスタという有名なペイントソフトを使ってエロ絵を描いてます、ただエロ絵を描くのではなくパーツごとに絵を描いてます。
静止画エロと違ってlive2dで動くエロを作るには髪の毛やおっぱいを動かすためにそれぞれ別のレイヤーにして描かないといけないので。
例えば後ろの髪の毛だったら後ろの髪の毛だけを描いて、前髪、前髪右側、前髪左側というふうにパーツ分けをしてます。
そしてこれらが合わさって自然なエロ絵に見えるように描かないといけません。
ちなみに、まばたきさせるためには7つのパーツに分けて目を描いてます、こうすることでなめらかな瞬きを表現することができるので。
上の画像はパーツ分けした画像を並べたものです、一つのエロシーンで約70個ぐらいはパーツ分けしてます。
一つのエロゲーで大体6つの動くエロシーンを登場させているので70×6で420個のパーツを描くという工数になります。
Live2Dでアニメーションを作る
クリスタでエロ絵のパーツを描いたらLive2Dにpsdデータとして読み込み、アニメーションを作っていきます。
ワープデフォーマや回転デフォーマの設定をしてパラメータで動きを作っています。
年間12000円程のLive2DPRO版を使ってます、フリー版だとパラメータが30までと色々制限があって満足に作れないので、まぁ昔はLive2Dでエロアニメを作っていたのでいまさらフリー版に戻せないという事情もありますが。
物理演算で自然な動きにする
パーツを動かすアニメを設定したら物理演算で数値を設定します、こうすることで動き始めるときはゆっくりでいきなり止まらないという自然な動きを表現できます。
物理演算を適用しないとまるでロボットの動きみたいになるので、これもエロアニメ制作していた時のこだわりです。
アニメーションでキーフレームを入力していく
キーフレームを入れることでアニメの動きを作れます、よく動画制作などでキーフレームという言葉を聞いたことがあると思いますがあれと同じです。
なめらかな動きにするため結構キーフレームをいれてます、はい。
live2d viewerでrpgツクールmz用に設定する
アニメーションができたらRPGツクールMZというゲームエンジンで読み込めるようにLive2D viewerで設定をします、こうしないとRPGツクールMZに入れても読み込めないので。
ここで立ち絵の表情を切り替える設定をしています。
ちなみにRPGツクールにこだわらずティラノビルダーやunityで作る場合もviewerで一度設定します。
EDGEでキャラのドット絵を作る
まだRPGツクールMZは使いません、キャラクターのドット絵を作らないといけないので。
EDGEという有名なフリードット絵ツールを使っています、これでキャラのドット絵をいちから作ってます。
エロい音声、音を用意する
エロゲーなのでエッチな声を用意しないといけません、それとエッチな中出し音や射精音等です。
私は有料の音声素材を使っています、使用しているのはPINCREEが多いですね。
ただ有料音声はwav形式で編集しないといけません、例としてフィニッシュした時の音声はLive2Dのアニメーションに合わせて音合わせをしています。
編集はAudacityというフリー音声編集ソフトを使っています、こちらでRPGツクール用のOGG形式へ変換しています。
ちなみに、最初普通にエッチな声優を雇おうと計画していたのですが「有名な声優を雇う資金が豊富な大手サークルには資金力で勝てないな」と判断しました、声優を売りにすると声優目当てでくるお客が増えると思ったので、個人製作者にとってこれではジリ貧になると判断しました。
なので自分の売りは「Live2Dによる母乳エロ」と決め、有料音声で声優を売りにするという競争から外れるという戦略に舵を取りました、これも弱者の戦略というやつです。
RPGツクールMZでゲームプログラムを作る
次にRPGツクールMZでプログラムを組んでいきます。
プログラムの基本は3通りで。
- 順次処理(上から順に実行)
- 分岐処理(条件によって処理を変える)
- 反復処理(条件が満たされるまで処理を繰り返す)
が基本です、これらを基本にしてプログラムを組んでいきます。
マップタイルを作る
マップタイルを作り、マップを作っていきます。
正直RPGツクールMZデフォルトのマップはクオリティ低いので有料のマップタイルなどを購入して制作しています。
マップを作り、イベントが発生するように要素を入れていきます。
デバッグする
最後ゲームが完成したらデバッグ作業をしてバグがないか確認してます。
良ければDL siteに申請して販売開始しています。
ゲーム制作の流れ、まとめ
以上がゲーム制作の流れです。
偉そうに言える立場じゃないですがゲーム制作は大変ですよ、他所のブログでは「ゲーム作りは誰でも簡単にできる!」なんて言う人がいますがあれは嘘です、大変に決まってます。
簡単にできたゲームは小学生がスクラッチで作ったようなものか、ふりーむみたいなところで遊べるレベルのものしかできないと思います、マジで。
自分も2024年の冬あたりに初めてゲーム制作を開始した未熟者なのでまだまだ精進がたりませんが色々なサイトやゲームを参考にしてより良いエロゲーム作りを進めていこうと考えてます。
よろしければ自分が作成したエロゲームを見てみてください。
まとめ
ゲーム制作は絵を描いたりlive2dで動きをつけ、音声、背景を用意しRPGツクールMZでデバッグして販売する。